最後のニュース
最後のニュースとは、アンドレ・カンドレ時代から数えると、30年以上のキャリアを誇るシンガー・ソングライター、である井上陽水の1989年12月21日にシングルカットされ発表された曲であり、作詞作曲は井上陽水氏本人である。
歌詞の内容は、時事を風刺し、ある種警告的な感を持たせるが果たしてそういった意図があるかどうかは不明である。
TBS系列『筑紫哲也 NEWS23』エンディングテーマ(1989年 - 1997年)とし採用され、後に奥田民生などのミュージシャンがカバーしている。
歌詞は下記の通り。
最後のニュース闇に沈む月の裏の顔をあばき
青い砂や石をどこへ運び去ったの
忘れられぬ人が銃で撃たれ倒れ
みんな泣いたあとで誰を忘れ去ったの
飛行船が赤く空に燃え上がって
のどかだった空はあれが最後だったの
地球上に人があふれだして
海の先の先へこぼれ落ちてしまうの
今 あなたにGood-Night ただ あなたにGood-Bye
暑い国の象や広い海の鯨
滅びゆくかどうか誰が調べるの
原子力と水と石油達の為に
私達は何をしてあげらるの
薬漬けにされて治るあてをなくし
痩せた体合わせどんな恋をしているの
地球上のサンソ、チッソ、フロンガスは
森の花の園にどんな風を送ってるの
今 あなたにGood-Night ただ あなたにGood-Bye
機関銃の弾を体中に巻いて
ケモノ達の中で誰に手紙を書いてるの
眠りかけた男達の夢の外で
目覚めかけた女達は何を夢見るの
親の愛を知らぬ子供達の歌を
声のしない歌を誰が聞いてくれるの
世界中の国の人と愛と金が
入り乱れていつか混ざりあえるの
今 あなたにGood-Night ただ あなたにGood-Bye

・余談・
本作とは関係はないが「最後のニュース」が発表された年に起きた時事
本作が発表された1989年は、1月7日 に 昭和天皇が崩御し、皇太子明仁親王が即位。
そして、小渕恵三官房長官(当時。後の内閣総理大臣)が記者会見を行い新元号『平成』を発表し、1月7日は昭和最後の日となり、昭和64年は、昭和元年(12月25日-31日)と並び僅か7日間のみとなり、1月8日に元号が「平成」に改元された年であり、11月11日、ベルリンの壁崩壊し、12月29日には、東証の日経平均株価が大納会で史上最高値の38,915円87銭を記録。
これを最後に1990年の大発会から株価は下落へ転じ、バブル景気は崩壊へ進んだ年であった。
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